爪噛みなど始まったらお受験疲れかも… 子供のストレスサインを見逃さないように

子供の見たことがない仕草や行動、健康状態の変化を見逃していませんか?
気になる変化があれば、お受験疲れのストレスサインかもしれません。
子供が感じることや周囲の環境が与える影響は想像以上に大きく、ストレスサインとして表れてきます。
今回は、爪噛みなどに代表されるストレスサインの種類や原因、親ができる対処法についてご紹介しましょう。

子供のストレスサインを見逃がすな

何かを我慢することや、聞きわけのいい態度が当たり前のように見える子供は多く見られます。
しかし、言葉で表現できないストレスが体や行動に表れ、ストレスサインを出す子供も少なくありません。

・腹痛・下痢・便秘

ストレスによる緊張や不安は、腹痛や下痢、便秘などでお腹の痛みを感じさせることがあります。
ストレスで食生活が乱れ、過食や少食になり胃腸が荒れるケースも考えられるでしょう。
冷えや風邪などの症状とも似ていますので、痛みを訴えるときの波やタイミングを確認して原因を探るようにします。

・発熱・頭痛

ストレスが原因で発熱や頭痛が起こるときは、慣れない環境や緊張による心因性のものが関係します。
薬を飲んでも収まらない場合には、ストレスが原因になっている場合もあります。

・爪を噛む

ストレスサインの代表的なものが爪噛みです。
「不安なことやつらいことがないか」「話せる場所があるか」についてチェックしてみましょう。

・おねしょ・残尿

まだ、膀胱が小さいことも原因として考えられますが、一度収まったのに再発したり頻度が増えたりするときには、ストレスの可能性も視野に入れておきましょう。

・無気力・引きこもり

ストレスで集中力ややる気が続かなくなる無気力症状、引きこもりが見えはじめます。
頭の中で考えごとをしているようなボーっとした状態で、人の声も聞こえず返事ができないこともあります。

・急に暴れだす

性格的な問題ではなく、成長過程のものでもない急に暴れだす行動が見られる場合には注意しましょう。
ストレスのはけ口がなく、感情のコントロールが不能になっている状態です。
夫婦仲や家庭環境の悪さも関係します。

ストレスになると考えられる原因

ストレスサインの原因になるものには、以下のようなものがあります。

・両親の仲が悪い

大好きな両親がケンカばかりしていているのを見れば、子供もストレスを抱えます。
ケンカの内容によっては、自分が愛されているのかどうかも不安になることもあります。

・弟・妹が生まれ愛情を取られた

今まで両親の愛情を独占してきたはずが、弟や妹が生まれたことで急にお兄ちゃん、お姉ちゃんにさせられます。
もっと甘えたいという感情がストレスとなって、症状を引き起こす場合もあります。

・お受験

自分の意思で「お受験をしたい!」という子供はほぼいないでしょう。
「塾や習い事の他にも、もっと違う遊びがしたい」「でも、がんばらないと愛してもらえない」「怒られてしまう」などの不安からのストレスはあるかもしれませんね。

・保育園・幼稚園になじめない

意地悪なお友達がいたりして、保育園や幼稚園になじめないこともストレスになります。
保育士との連携をとって園での様子にも目を向けてみましょう。

・お友達との関係

自分の気持ちを抑えなくてはいけないことや、仲間外れにされてしまうことなど、ささいなケンカの中にもストレスは大きくなっていきます。
正しいことをしていても……という矛盾との闘いがストレスになることもあるでしょう。

子供のストレスに親ができること

子供のストレスサインを見つけたら、親はどんな風に対処すればよいのでしょうか。

・話しやすい雰囲気など安心できる家庭環境

子供のストレスが解消される場所は、唯一の安全地帯である家庭になくてはいけません。
「ゆっくり話しやすい雰囲気を作る」「怒鳴らない」「せかさない」「スキンシップをする」など、子供が安心して前向きな気持ちを取り戻せる環境を作ることが必要です。
「夫婦喧嘩は子供の前ではしない」なども同様です。
「子供が何で悩んでいるのか、どうしたいのか」に耳を傾けて、「こうするべき!」という概念を捨てみることも必要なときがあります。1:1で向き合える時間をもつように心掛け、いろんな話を聞く側になって受け止めてあげましょう。

・生活サイクルや食生活を見直し

親が受験に必死になりすぎて、子供に負荷をかけているケースは多く見られます。
習い事が多く過密スケジュールになっていれば、生活サイクルを見直していきましょう。
忙しさのあまり、食事を外食やお弁当などで済ませてばかりの食生活では、心の栄養も不足するものです。

・子供がストレス発散できることを見つける

たまったストレスを発散するには、笑顔になることや体を動かすことが一番です。

・一緒に体を動かす

運動不足になると、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。
鬼ごっこやバドミントン、サイクリングなどもいいですね。
一緒にできるというところがポイントです。

・子供の好きなことを一緒にする

子供が一番したいことを一緒にチャレンジしてみましょう。
ゲームでもいいですし、スイーツを食べに行くでもいいでしょう。
一緒に欲しいものリストを作るのも楽しいですね。


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まとめ

子供の自由な行動を制限するものが増えすぎた今、私たち大人がそのストレスを上手に発散する方法や、ためこまないサポートをすることが必要です。
少しでもストレスサインが見られたら、原因を探して子供の心に寄り添いましょう。
子供の笑顔があっても、日々の会話で日常の様子や子供の表情を読み取れるようにしたいものです。

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