早生まれでも大丈夫?月齢とお受験の関係

「お受験に早生まれは不利」といううわさを聞いたことはないでしょうか?
大きくなると差はなくなりますが、未就学児の場合は顕著に月齢の影響が見られます。
小学校受験において、早生まれの子を持つ親御さんの中には、不安に感じている方も少なくありません。
本当に、早生まれの子はお受験において不利になるのでしょうか。
詳しく解説していきます。

小学校受験で早生まれは本当に不利なのか

未就学児において、4月生まれの子と3月生まれの子を比較すると、能力的にはかなりの差があります。
たとえば、同じ工作や作業をやらせたとしても、月齢の早い子は理解力が高く、すぐに行動に移すことができます。
一方で早生まれの子は、周囲の子たちが行っている作業を確認してから、実際に自分で作業に移るという傾向が強いです。

一見すると早生まれのほうがおっとりしているように見られがちですが、月齢の差によって生じていることが多い傾向です。さらに、運動能力においては、顕著に月齢の差が出るでしょう。

すべての運動において、早生まれの子は、月齢が早い子に勝つことができないこともあります。
ほぼ1年以上の開きがありますので、発達の差が出て当然といえるでしょう。

小学校受験において、選考をする教育者たちは、月齢によってこのような差が生まれることは想定の範囲内です。
そのため、このような能力によってのみ選考が行われることは少ないです。
早生まれであっても、お受験が絶望的ということはありません。

月齢ごとに試験をしている小学校もある

首都圏における青山学院、慶應義塾幼稚舎などの私立小学校の場合、そもそも月齢によって差があることを想定した試験をしています。
このような小学校では、志望者をまず月齢別に分類します。
そしてそれぞれの月齢ごとに試験日や試験時間を行うようにするのです。
さらに、実際の試験内容も月齢別に変えていきます。
早生まれの子であっても、理解して回答できるような試験を行うということです。

具体的には、早生まれの子の試験日には、通常よりもさらに簡単な試験にしていたり、同じ試験内容であっても配点を調整したりすることで、試験結果に影響が出にくいように配慮されています。
また、小学校によっては、月齢別に分けで選考をしていくというケースもあります。
つまり、各月齢で平均的に合格者を出していくという方法です。

これであれば、同じ試験内容であっても、競い合うライバルは同じ月齢、つまり早生まれであっても同じ条件で試験を受けることができるでしょう。
このように、試験内容に差を出したり、採用枠で固めたりとさまざまな配慮がされるケースがあります。

月齢考慮が無い試験でも大丈夫

ただし、すべての小学校受験の場で、このような配慮が行われているとは限りません。
4月生まれであろうと、3月生まれであろうと同じ試験を一斉に受験しなければならないケースもあります。
ただし、それによって早生まれの子が不利になってしまうと心配する必要はありません。

このような試験形態をとっている小学校であっても、未就学児が生まれる月齢によって、能力に大きな差が生じてしまうことを理解したうえで試験を行っています。
一定の能力差を考慮したうえで試験を行っているので、お受験当日までに、しっかりと準備を行って前を向いて試験に臨む姿を小学校側は見ています。
早生まれだからと卑下せずに、自身を持って親子で受験当日を迎えるようにしましょう。

また、月齢別に受験を行っているからと、必ずしも有利になるとは限りません。
同じように早生まれに不安を抱いている親御さんは多い傾向です。
そのため、傾向的に早生まれの受験者が多くなります。
ライバルがそれだけ増えるので、あえて通常試験の小学校を選ぶ親御さんもいるほどです。
あまり深刻に考えずに、わが子に合う小学校を受験するようにしましょう

まとめ

未就学児において、4月生まれの子と3月生まれの子では、当然ながらかなりの能力差が生じます。
ただし、早生まれだからと悲観する必要はありません。
小学校によっては、月齢別に配慮をしたり、採用枠を分けたりしていることもあります。
また、同じ試験内容であっても、差が生じることを承知のうえで試験を行っています。
早生まれであっても、自身を持って受験に臨むようにしましょう。

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