国立小学校のお受験で行われる抽選とそのシステム

国立小学校の受験システムには、私立と大きく異なる特徴があります。
それは、実際の受験者を決めるのに抽選が採用されることです。
毎年、11~12月にかけて国立の附属小学校の受験が行われますが、お受験を考えてちょっと調べてみて「初めて抽選システムを知った」という人もいるかもしれません。

お受験の勉強を頑張っても、抽選でふるい落とされるかもしれない不思議な国立小学校の受験システム。
なぜ抽選は必要なのでしょうか。
私立より対策が難しいと言われる国立の付属小学校受験についてご紹介します。

なぜ抽選が行われるのか

私立のお受験ではあまり聞かれない抽選システム。
なぜ国立小学校では実施されているのでしょうか。
なぜなら、毎年国立の附属小学校には大量の受験者が押し寄せるからです。
学校側も試験に取られる時間や会場の都合で受験に対応できる人数に限りがあります。
そのため、抽選をしてあらかじめ学校が対応できる規模まで人数を絞るのが狙いです。

また、公平を期して、さまざまな生徒を集めるという目的もあります。
国立の附属小学校は本来、新しい教育を実施して他小学校の教育の質を向上に役立てるために存在しています。
優秀な生徒だけ集めてしまうと、その実験的な教育成果を一般の小学校で応用することが難しくなります。
また、試験の成績を重視すれば、学業以外の才能があふれる生徒や発達障害児、身体の不自由な子供たちにとってはチャンスがなかなか得られません。

そこで、国立小学校は教育の研究を深め、モデル校としての役割を果たすため、積極的に抽選システムを取り入れているのです。

小学校受験における抽選の手法

国立の附属小学校で実施されている抽選方法は学校によって異なりますが、主なものは次のようなものです。

・福引きの抽選器(ガラガラ)

スーパーや商店街の抽選でよく見かける「ガラガラ」や「ガラポン」と呼ばれる福引き用の抽選器です。
レバーを握って一定方向に回すと色の付いた玉が出てきます。
当たり玉に番号が書いてあり、二次試験の受付番号になるという学校もあるようです。

・封筒

合格者の番号が書かれた紙や札の入った封筒を引くやり方です。
実際の抽選の流れは少し複雑です。
まず、30名の受験生に対して合格定員を20名とします。
1~31番の番号入りの封筒が並べられており、受験番号の順番で封筒を1枚ずつ取っていきます。
30名分、全て封筒を取り終えると1枚の封筒が残りますが、試験官の先生はそれを開封し番号を読み上げます。
その番号以降の20名が合格者です。

たとえば、最後に残った封筒の番号が21番だったとすると、22~31番と1~10番までの合計20名が合格となり、11~20番までが不合格となります。
封筒による抽選形式は、不正のないよう教室で受験者全員が見守る中で行われます。

抽選のタイミングはいつ?

抽選のあるタイミングは受験する国立の附属小学校によってさまざまですが、次の2つのパターンがあります。

・一次選考(応募段階)

入学願書を提出した後、一次試験に先だって受験者を抽選で決めます。
つまり、一次選考を受験できる生徒があらかじめ決められるため、試験すら受けられない応募者が多数生まれるのです。
学校によっては一次選考を書類選考とし、その通過者を抽選するところもあります。

・二次選考(個別考査後

学力試験や面接試験が終わった後に抽選を実施します。
したがって、もし成績が良く、面接で高評価を受けていても、抽選で落とされるケースがあります。

なお、一次選考や二次選考という言葉は、学校によって使われ方が違います。たとえば、一次選考が抽選で二次選考が個別考査という学校や、一次選考が個別考査で二次選考に抽選といった学校もありさまざまです。
このほか、受験者数が多い東京都内や大阪府内の国立小学校などの場合は三次選考まであり、合計2回抽選をするケースもあります。

いずれにしても考査の成績順では合格にならないため、どんなに頑張っても涙を飲む結果になる子供や家族が毎年生まれているのです。

まとめ

国立の附属小学校のお受験は抽選で決まる要素があるため、せっかく努力しても水の泡になる子供たちが出ます。
ただ、教育を研究するという学校の性格上、やむを得ないため運を天に任せるほかないと言えるでしょう。

もちろん、実際の試験では学力や面接試験が課されるので、一定の実力を備えていないと合格ができないのは事実です。
私立も視野に含めながら、諦めずに国立小学校も受験するのがベターと言えるでしょう。

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