【保護者向け】子どもの思考力を伸ばすための遊び3つ・習い事4つ

【保護者向け】子どもの思考力を伸ばすための遊び3つ・習い事4つ

近年ではスマートフォンの普及やAIの登場など、技術革新が加速し、グローバル化も進んでいます。社会の状況が目まぐるしく変化するため、現代は予測困難な時代と言えるでしょう。未来を担う子どもたちが時代に対応する力として「思考力」が重要視されています。

しかし、「思考力」とは具体的にどのような力を指すのか、どのようにして伸ばせばよいのか分からない場合もあるでしょう。そこで今回は、思考力とはどのようなものか、子どもの思考力を伸ばすための遊び3つ、おすすめの習い事4つを紹介します。

1.そもそも「思考力」とは?

「思考力」とは、辞書的な意味では「考える能力」を指します。

出典:コトバンク「精選版 日本国語大辞典」

一方で、社会状況の目まぐるしい変動を背景に、教育現場における「思考力」は、さらに深く考え、問題解決する力というニュアンスが含まれたものに変化しています。

そもそも「思考」が必要となるのは、何らかの問題が生じる場面です。ある問題が発生し、認知してはじめて「どうするべきか」という思考が始まります。

「どうするべきか」という思考は、常に問題解決に向けられたものです。問題解決は、仮説を立てて結果を推測し、行動するプロセスの繰り返しでできています。教育現場における「思考力」は、「考える能力」にとどまらず、上記のようなプロセスを含め問題の解決に至るまでを広く「思考力」と捉えるのが近年の傾向です。

1-1.日本の子どもは「思考力・判断力・表現力」に課題がある?

文部科学省は、 「近年の国内外の学力調査の結果などから、我が国の子どもたちには思考力・判断力・表現力等に課題がみられる」とし、教育課程の見直しを行いました。

出典:文部科学省「言語活動の充実に関する指導事例集【小学校版】」

2020年からスタートした新しい学習指導要領では、未来を担う子どもたちが「生きる力」を育むことを目標に、下記を「3つの柱」としています。

  • (1)知識及び技能
  • (2)思考力、判断力、表現力等
  • (3)学びに向かう力、人間性等

出典:文部科学省「幼稚園教育要領、小・中学校学習指導要領等の改訂のポイント」

「思考力」は2つ目の柱の中に含まれ、未知の状況にも対応できる力として位置づけられています。

新学習指導要領のスタートにあたり、すべての教科は上記「3つの柱」で再整理されました。授業内容は従来の先生から生徒への一方的な講義形式から、対話を重視した形式に変わり、自ら深く考えなければ答えられない問いが増えています。

2.子どもの思考力を伸ばすためにおすすめの遊び3つ

子どもの将来に必須の力と言える「思考力」は、家庭生活の中でも伸ばすことが可能です。

以下では、思考力を伸ばすためにおすすめの遊び3つを紹介します。ハッピークローバーでは、多数の知育教材を取り扱っています。思考力の向上に期待できる教材もあるため、ぜひ参考にしてください。

2-1.積み木・パズル

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積み木は、音が鳴ったり光が出たりする機能がなく、シンプルで遊び方が固定されません。好奇心の赴くまま自由に、考えながら遊べるため思考力を伸ばすことに期待でき、多くの幼児教育で採用されています。

作りたいものをイメージしながら形にする作業は、思考なくして成り立ちません。三角の積み木は四角より積みにくい、大きいものに小さいもの積むと安定するなどの法則を発見し、実験と失敗を繰り返すうちに考える力や集中力の向上が期待されます。

パズルも、思考を巡らせながら、目的の形に到達するという意味で積み木に似た遊びです。パズルは積み木と違い、決められた枠にはめるという一定の制約がある分難易度が高く、思考力を高めることにもつながります。

2-2.本の読み聞かせ

本の読み聞かせは、子どもの思考力を伸ばす効果が期待できます。本は、登場人物の視点に立つことで、子どもに多角的な視点を与えるためです。子どもは、最初のうちは自分本位にしか物事を考えられません。本は、登場人物に感情移入することで、子どもが他人の立場から物事を理解するきっかけをくれます。自分と他人、両方の視点を持つことは多方面からの思考につながるでしょう。

思考は日本語で行うため、国語力は思考力の土台と考えられています。本から文章に触れることで、語彙力や文章力の向上も期待できるでしょう。

2-3.ごっこ遊び

ごっこ遊びは子どもに人気の遊びであり、毎日のようにしている子どももいるでしょう。子どもが日々何気なくしているごっこ遊びの中でも、思考が働いています。

積み木は熟考するタイプの思考が働く一方、ごっこ遊びでは瞬発的な思考が働きます。相手がいる場合は、熟考する時間的余裕がないためです。決められた役割を演じることで、その役割に相応しい振る舞いや言葉遣いはどのようなものか、という思考も働きます。

さらに、会話のやりとりが必要なごっこ遊びは、語彙力の向上に期待できます。大人が子どものごっこ遊びの相手をする際は、いつもとは違う反応をしてみたり、役割を交代したりして子どもの思考を促す工夫をするのがポイントです。

3.子どもの思考力を伸ばすためにおすすめの習い事4つ

習い事の中には、思考力の向上に期待できるものもあります。習い事を決める際は、子どもの意欲や意見を尊重し無理強いしないことや、友人と関わり合う時間とのバランスを取ることが大事です。

ここからは、子どもの思考力を伸ばすためにおすすめの習い事4つを紹介します。

3-1.プログラミング

小学校では、2020年度からプログラミング教育が必修化されています。

プログラミングで養われる能力は、「プログラミング的思考(論理的思考)」と言われています。「プログラミング的思考」とは、物事を順序立てて考え、試行錯誤し、問題解決に至ることです。

プログラミング教育は新しい分野であり、時間の割り当てや授業内容は各学校に任されています。そのため、どの学校へ入学したかで大きな差が出ることも予想されます。習い事の1つにプログラミング教室を含めておけば、入学先の学校で十分に勉強できなかった場合にも備えられるでしょう。

3-2.囲碁・将棋

囲碁・将棋の特徴は、カードゲームのように運で勝負する要素がなく、思考力で勝敗が決まる点にあります。

囲碁・将棋の勝負で勝つためには、相手の考えを予想し「先を読む力」が必要です。攻めと守りのバランスを取りつつ、多方面から深く思考します。勝負の間は集中して思考を巡らせるため、脳が活発に活動すると考えられています。

また、囲碁や将棋は、敗因を分析する過程でも深い思考が行われる点がメリットです。失敗の原因を分析し、次の勝負に生かす思考方法は、人生のさまざまな場面で役立つでしょう。

3-3.絵画

絵画は、子どもが楽しみながら自由に表現できる習い事として人気です。一見、思考力とは関係ないと思われますが、イメージを表現する作業には思考力が必要となります。

たとえば、立体のものを紙上に表現することは難しく、どの角度から描くのかを考えなければなりません。さらに、線の太さや陰影のつけ方など、さまざまな点から思考して作品を完成させます。

指先を使うことは脳への刺激になり、思考力にもよい影響が出るという考え方もあります。絵画の習い事をする際は、子どもの感性を大切にし、口出しや否定をしないよう注意しましょう。

3-4.ピアノ

ピアノが脳によい影響を与えるという研究結果は、複数出ています。ピアノを弾くことで左右の脳をつないでいる脳梁の部分が太くなり、語彙が増えたとする論文も存在します。

ピアノは、楽譜を目で追いながら左右の手で違う動きをし、足ではペダルを踏むなど、多くの動作を同時的に行う点が特徴です。演奏中は脳の動きが活発になるため、次第に脳の構造を変化させ、脳によい影響を与えると考えられています。

ピアノで一般知能が上がったとする研究結果も報告されており、思考力にもよい影響を与えることが期待できるでしょう。

まとめ

「思考力」とは考える能力を指し、教育の分野では問題解決までのプロセスを広く含めて「思考力」と捉えるよう変化しています。現在、日本の子どもたちは海外の子どもたちと比べ、思考力に課題がある状況です。現状を受け、学校教育は思考力を育てる内容に変わりつつあります。

思考力を育てる遊びとしては、積み木・パズルや本の読み聞かせ、ごっこ遊びが挙げられます。習い事では、プログラミングや囲碁・将棋、絵画、ピアノがおすすめです。思考力の育て方は1つではありません。子どもが好きなことや興味を持ったことを中心に、複数試すとよいでしょう。

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