お受験用のスーツはどう選ぶ?母親の服装マナーを徹底解説!

「お受験のとき、母親である私のスーツ選びはどうすれば良いの?」「いつの時期に合わせてスーツを用意すれば良いの?」と迷っている方はいませんか。今回はお受験でのお母様のスーツ選びについて、正しい選び方と知っておきたい知識をお伝えします。まずはお受験のスケジュールを確認して、用意する時期や季節に合わせて選ぶ際のポイントをチェックしていきましょう。

お受験のおおまかなスケジュールは?

時期詳細
年中の11~2月頃志望校の情報収集
年中の3月頃~幼児教室や塾の春期講習
年長の4月頃~幼児教室や塾でお受験に向けた講習スタート
年長の5月頃~月1回ペースの模試
年長の6月頃~学校説明会スタート
年長の7月頃~受験用品や願書用写真の準備
年長の8~10月頃願書配布
願書の作成・添削
入試説明会・願書提出
年長の10月頃~面接・考査スタート

※実際のスケジュールは学校や自治体により異なります。

表を見てわかる通り、お受験は、準備期間や説明会への参加、願書の提出や考査までに約1年の月日を要します。そのため、受験する本人はもちろん、ご両親が着用する服は、季節を越えて使用できるものを用意するべき、と頭に入れておく必要があるでしょう。

受験に必要なものは目安として、年長の初夏に用意し始めるのがおすすめですが、それよりも前の入塾時や学校説明会の服装もあわせて考えておく必要があります。

説明会や願書配布の際もスーツが必要?

説明会や願書配布の際はどんな服装をしていくべきなのでしょうか。お受験用のスーツを着用する必要があるのか、それとも普段着で良いのか…。ここでは説明会や願書配布時の服装について確認していきます。

説明会の際はキレイめな服装で

説明会の服装は、キレイめで清楚な印象をもたらすワンピースやスーツなどを着用するのがベターです。特に服装に指定があるわけではありませんが、パンツ姿やラフな服装では悪い意味で目立ってしまう可能性があります。ネイビーや濃紺のワンピース、またはスカートとブラウスなどでキレイめな服装を意識するようにしましょう。

説明会がスタートし始める6月は、比較的穏やかな気候です。例えばワンピースタイプのスーツであれば、ジャケットは着用せずに、ワンピースのみで説明会に参加しても問題ありません。

早いところでは4月後半や5月頃から説明会がスタートするケースもあるので、希望校の情報は逐一チェックするように心がけましょう。

願書配布は普段着の人も多い

願書配布日の服装は、普段着で訪れる人も多くいるようですが、学校の配布スタイルや校風によってバラつきがあるため一概には言えないのが現実です。実は、指定日を設けて配布したり、配布期間を設定してその間の来校を促したりと学校によって願書の渡し方はさまざま。

願書配布の指定日が1日限りの場合は、他の保護者も同じ時間帯に来校することが予想され、周りとは違う服装では浮いてしまう可能性があるかもしれません。反対に、指定期間が数日設けられている場合は、他の保護者とは全く対面しないというケースもあり得ます。

説明会の参加者を見て動向を確認してみたり、塾の講師に相談してみたりすると、受験先の校風に合った服装ができるでしょう。また、最近ではWEB出願というケースも増えているようで、志望校によっては願書配布の服装を気にしなくて良い場合もあるかもしれません。

説明会の段階でお受験スーツを用意できるのがベスト

上記を踏まえると、説明会の段階でできる限りお受験用のスーツやワンピースなどを用意しておくと安心です。本番用のスーツとは別に、季節感を意識したワンピースやスカート・ブラウスを用意する方もいるので、年長の春頃から早めにお母様が着用する服を考え始めても良いでしょう。

母親のお受験スーツの選び方

小学校受験準備として、いつ何をするべきなのかわからない…という方も多いはず。そこでここからは、受験準備の具体的スケジュールと内容を紹介しますので、参考にしてください。

基本はワンピース+ジャケット

まず大事なポイントとなるのが「どのようなスーツを選ぶべきなのか」という点です。お母様の服装はワンピースにジャケットを羽織るタイプが一般的です。スカートのシルエットは、タイト以外にも少しフレアデザインになっているものや、Aラインのものでも良いでしょう。

カラーは濃紺が一般的

お母様のお受験用スーツは、清楚で上品なイメージをもたらす「濃紺」を選ぶのがおすすめです。派手な色の服は、お受験にふさわしくありません。また、当然ながら真っ黒のスーツもタブーです。

お受験の際は、あくまでも子供が主役のため、ボタンや襟元にも個性的なデザインは不要。全体が濃紺色でまとまっているスーツを選ぶようにしましょう。

スカートの丈にも注意

お母様のスーツ選びで一番注意したいのが、スカートの丈感です。スカートの丈は、椅子に座ったときに膝にかかるくらいがベスト。立っているときは大丈夫でも、座ったときに膝が丸見えにならないように注意しなければいけません。特に、背が高い方や脚が長い方は注意が必要です。お店で購入する場合は必ず試着し、ネット通販の場合はサイズ相談や無料試着が可能なショップを選ぶと良いでしょう。

素材はシワになりにくいウール100%で

お受験のときは、椅子に座ったり立ったりする場面が多いため、シワになりにくい素材を選ぶのがおすすめです。特に、ウール100%なら冬は暖かく、夏は涼しく着られます。約1年を通して利用するので、素材も意識して選びましょう。

着回しを重視するならセパレートタイプ

着回し力を重視するならセパレートタイプのスーツもおすすめです。前項で解説した学校説明会のときや、願書配布の際にもセパレートタイプならブラウスやカーディガンを組みあわせて着回しできます。

入学が決定したあとも入学説明会や学校説明会、参観日に保護者総会など、学校へ出向く場面で着用して良いでしょう。在学中に何度も着ることを考えると、できるだけ上質なものを選ぶのがおすすめです。

お受験ママのスーツ以外の小物類について

お受験のときには、バッグやスリッパ、外靴など、必要なものがたくさんあります。下記を参考に、お受験用のスーツと一緒に小物類も忘れずに準備しましょう。

お受験用のバッグの選び方

お受験用のスーツと合う濃紺や黒のバッグを用意します。デザインはシンプルなもので、ブランドロゴが大々的に入ったものは避けましょう。ハンカチやお財布、スマホなどの身の回り品が入る小さめのバッグとは別に、サブバッグを用意するのがおすすめです。書類や上着などを入れられる大きめのバッグを準備しておきましょう。サブバッグもデザインは濃紺か黒で、華美な装飾がないシンプルなものを選ぶと良いです。

スリッパはどうする?

意外と盲点になるのが、両親用のスリッパです。子どもの上履きは用意しても、自分たちのスリッパを忘れていた、というケースも少なくありません。必ずお受験用のスーツにふさわしい濃紺または黒のスリッパを用意しておきましょう。お母様の履物として、少しヒールの高さがあるスリッパが人気です。高さがあることで、スマートな印象に見せることができるため、スリッパ選びにもできる限り気を遣いましょう。

意外と見られている!外靴について

「校内ではスリッパで過ごすから、外靴は重要でないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、それは間違いです。必ず、濃紺または黒の上品なデザインのパンプスを用意してください。

また、校内に出入りする際、外靴を入れる袋にも気を遣うのがおすすめです。スーパーのビニール袋では、靴を履き替える度にカシャカシャと音が鳴ってしまうので、周囲からの視線が気になります。外靴入れとして、ナイロン製のバッグを用意しておくと良いでしょう。

これはNG!お受験ママの服装マナー

お受験時のお母様の服装としてNGパターンをいくつか紹介します。ここまで紹介してきた中で「あれ、これは大丈夫なのかな?」と疑問に思ったことも出てくるかもしれませんので、最後までしっかり確認しましょう。

パンツは基本的にNG

ワンピースやスカートについてのみ触れてきましたので、気付いた方もいるかもしれませんが、お受験の際、お母様の服装としてパンツを着用するのは基本的にNGです。清楚で上品な印象をもたらすスカートを着用するようにしましょう。

明るい色のスーツは入学式まで我慢

ベージュやグレー、オフホワイト系などの明るいカラーのスーツはお受験では着用しません。必ず濃紺の落ち着いた色味のものを選びましょう。明るい色のスーツは入学式で着用し、それまでは濃紺のカラーが無難です。

校風に合わない服装はタブー

ここまでいろいろと説明してきましたが、最優先は受験先の校風に合わせた服装を選ぶことです。自由な校風の学校であれば、アクセサリーをプラスしたり襟や袖にデザインが入っているものを選んだりしても良いかもしれません。しかし、基本的にスーツは、濃紺でシンプルなデザインが好まれますので、その点を忘れないようにしましょう。

派手な髪色やメイクは控えて

お受験のときは、お母様の髪色やメイクも上品さや清楚感を重視します。明るい髪色の方は、お受験に合わせて暗くし、当日のメイクも早いうちから練習しておくのがおすすめです。

父親のお受験コーデはどうする?

お受験の際、お父様の服装は濃紺のシングルスーツが基本。シャツは白のYシャツで、ネクタイは爽やかな印象をもたらす、紺と白のストライプ柄か紺色の無地などが良いです。長めの靴下を用意して、椅子に座ったときも脚が露出しないように注意しましょう。

また、普段仕事でスーツを着用する方も、お受験用のスーツは新調するのがおすすめです。着古しているスーツよりも引き締まった印象になるうえ、新しいスーツに身を纏っている方が学校に対しての敬意も感じられます。

まとめ

大切な我が子のお受験のときは、お母様のスーツも早めの準備が大切です。学校説明会や通塾など、お受験に向けて慌ただしくなる年長の春頃には準備できるよう、事前に調べておくのが良いでしょう。大切なのは、上品さ・清潔感・清楚なイメージです。今回お伝えした選び方のポイントを参考に、あなたにピッタリなお受験用のスーツを見つけてくださいね。

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